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詩と、アリスと物語。好きなモノコトを思いのままに描く鏡。
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    アンノスタルジア

    ラスト!!



    KAITO生誕祭曲のお手伝いです。
    製作期間……4日ぐらい、かなぁ。
    明るい曲調に暗い歌詞を、とのことだったので、相当悩みました。
    →結果:病的。

    歌詞だけ見ると相当鬱々としてます多分。
    最後の方少し希望がありそうには感じられるかも知れませんが、、、
    これ、どういうテーマから入ったかというと、「辛い想い出なんて見たくない」。
    ぼかしてぼかして、最終的に此の形に収まりました。
    どうなりたいのか分からない宙ぶらりんな状態になってると思います、完成形。
    推敲前はもっと率直に過去への憎悪にも似たものを書いてました(笑)
    ぁ、でも明るい曲にそれとなく合わせるように情景重視でもあったりします。

    今回もちょこちょこっと解説を入れると、
    「噛み合わないピース」は雪の結晶のイメージ。真っ直ぐ季節感から入りました多分誰にも気づかれてないと思いますが。完成しない空虚感…ですかね。
    あと「かちりと回る」っていうのもこれも雪ですけど、こっちは歯車に見立ててます。パズルとしては噛み合わないけど、追憶の鍵としては噛み合う雪。
    で、最初の「壊れた時計の文字盤を右回しに回す」と、後の方、「左回りに回り続ける針」は実質一緒です、ね。
    過去へ過去へ戻る自分の中の時計。追想、のイメージです。
    逆に「空に刻まれた記号」=「星座」=「星」は、規則正しく未来へと流れているのです。
    過去へ進むか、未来へ進むかの対比。
    “砂時計の中の 白い光も   朝に溶ける双子のように 形失くし”っていうのは、砂時計にも雪を詰め込んだっていうイメージです。溶けた雪は透明に、見えなくなって、流れていく。
    あと「双子座が流した白い光」って、流れ星と雪と二つのイメージを同時に入れたもの、ですね。


    まぁ、そんなことをつらつらと書いたところで、
    ハルシオンと同じく続きに歌詞を載せておきます。
    この歌詞に関しては、上の解説はサラッと表面撫でたようなものです。
    相当色んなイメージをひとつの物に詰め込んで書いてるので、色々想像してみて頂けると嬉しい…かな。


    さて、溜め込んでた完成お手伝いもの三連発終了!
    本館サイトの方ですが、春ごろにまた移転するかもしないかも。
    本当はこのブログに統合してしまいたいんですが、奈何せん詩が200以上あるんですよね…;;
    何か良い手段はないものか…。
    移転、っていうのは、あれです。そろそろ無料サーバーに戻ります、ということです。
    更新停滞もいいとこですしね…;;





     
    + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

    『アンノスタルジア』
     
     
    噛み合わないピースを繋ぎ合わせていた
    双子の星 頼りない灯の下
    記号に変わった “月日”“時刻”“彼の日”を
    縫い合わせて 継接ぎ 手繰り寄せた
     
    舞い散る白い花が かちりと回る
    壊れた時計の文字盤を 右回しに回す
     
    空に刻まれた 記号(サイン)は左向きに
    時を刻んでは 過去を押し遣るけれど
    双子座が流した 白い光は
    あの日の影 刻むように 結び合った約束を映した
     
     
    拾い集めたピース 継接ぎの結晶
    身体欠けた 双子の星のように
    形崩れた “年月”“日々”“彼の時”
    砂時計に詰め込んで 蓋をした
     
    舞い降る白い花は 地に咲き乱れ
    透明だった景色にまた 色を付けていく
     
    空を染め上げる 色彩は幻で
    時は錯覚で 過去は何処にも無い
    砂時計の中の 白い光も
    朝に溶ける双子のように 形失くし また砂は流れた
     
     
    雪解けに隠すように染めた言葉
    割れそうなほどに詰まった 砂時計の中
    左回りに回り続ける針が
    停まったままの“彼の日”を連れ 廻る
    天蓋の文字盤を見上げて
     
    空に刻まれた 記号(サイン)は左向きに
    時を刻んでは 過去を押し遣るけれど
    双子座が流した 白い光は
    あの日の影 刻むように 結び合った約束を
     
    空を染め上げる 色彩は幻で
    時は錯覚で 過去は何処にも無い
    砂時計の中の 白い光も
    朝に溶ける双子のように 形失くし また砂は流れた

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